中村御所
先ず中村の核心であった一条氏の邸宅「中村御所」の所在を考えるために地検帖の一部を(・・・中略)右のうち「御土居」とあるが中村御所である。7反23大5歩(2,243坪 7,402平方メートル)とはさずがに広大な屋敷である。所在場所は御北少路とあるが現在の何町に当るか不明である。しかし、御土居の上の森山に維摩(ゆいま)堂床があるので大体の見当はつく。森山が一条神社々殿のある小山であることは間違いない。この小山は現在では本町1丁目11番地となっているが、それ以前は小森山という小字(こあざ)であったし、市中で山と呼ばれるものはこれ以外にない。
ところで、この森山は伝説のように御所の構内にあったのか、あるいはまた御所のいずれの側にあったのか判らないのは残念である。いずれにしても中村御所は森山の麓にあったことだけは確実である。(中村市史より引用) |